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第100回記念展観 
中国美術清玩 -飛香館に集った文化の粋-

会 期 | 2008年10月18日(土)~11月16日(日)
時 間 | 10時~16時
入館料 | 一般500円 高大生300円    
    ※20名以上で上記より2割引団体料金
    ※中学生以下無料
休館日 |月曜日
    ただし11/3(月・祝)は開館し、翌4日(火)休館
主 催 | 財団法人 黒川古文化研究所
後 援 | 西宮市教育委員会

展覧会概要

 当研究所が収蔵する青銅器や書画など中国美術は、主に2代・黒川幸七(1871〜1938)によって大正から昭和初期に蒐集されたものです。この頃、中国は清朝から中華民国への大きな変動の時期で、貴重な文物が流出し日本にも盛んにもたらされました。当時の実業家の中にはそれらに興味を持つ人物も多く、関西にも著名なコレクターが次々と生まれました。幸七もその一人で、家業の証券業を継ぎつつ、日中の多様な美術品、考古・歴史資料を収集しました。中国美術については、内藤湖南、羅振玉、犬養木堂ら当時の文化人と親交を結ぶ中で造詣を深めていきました。彼が御影(神戸市)に築いた別荘・飛香館はその清玩の舞台となり、多くの文人墨客が訪れました。
 本展館は、当研究所が昭和26年に公開を始めてから100回目に当たります。これを記念して、幸七が収集した中国美術の名品を選りすぐって陳列いたします。また、幸七と当時の文化人たちとの交流や蒐集の様子を伝える書画、書簡等も出品し、戦前の関西で生まれた黒川コレクションの歴史的・文化的意義についても紹介いたします。

講演会

11/3(月)午後1:30〜
元興寺文化財研究所 所長 坪井 清足 氏
「大正〜昭和の考古学と黒川コレクション」
場所 当研究所内講演室
入館者は聴講無料

展示解説 各回午後2:00〜 所員による解説を行います。
 10/25(土)「黒川コレクションと関西の中国美術蒐集」
 11/15(土)「書簡に見る二代幸七の交流と蒐集」

 

展示目録

展示目録詳細はこちらをご覧ください。
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