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第108回展観 
武士の華Ⅱ (つば)

会 期 | 2012年10月20日(土)~11月18日(日)
時 間 | 10時~16時
入館料 | 一般500円 高大生300円    
    ※20名以上で上記より2割引団体料金
    ※中学生以下無料
休館日 |月曜日
主 催 | 公益財団法人 黒川古文化研究所
後 援 | 西宮市教育委員会

展覧会概要

 一昨年に開催いたしました秋季展観「武士の華・刀装具」の第2弾として、刀に付属する鐔(つば)の名品80点あまりを展示いたします。
 実用性の高い鐔は、鉄による製作を基本とし、中世においては刀匠や甲冑師の余技として作られました。近世になると大名による振興策もあり、京都や江戸のほか、尾張や肥後、長州などの各地においても、それぞれ特色のある鐔工が栄え、鉄以外の素材による作品も増加していきました。
 直径わずか10cmたらずの限られた大きさのなかには、さまざまな文様や意匠がほどこされ、鐔のもつデザイン性の高さは江戸時代の絵画や染色品とも密接に関連することから、美術資料としてもたいへん貴重です。けれども残念なことに、現代では愛好家に注目されるのみで、一般の方々にはほとんど眼に触れる機会がない、というのが実情です。
 そこで本展観では、江戸時代における金属工芸品の高いレベルを知っていただくために、館蔵の名品に加え、近隣の博物館からの借用も行い、多様な鐔の美しさ、面白さに触れる機会といたします。なお、所蔵品選集として図録も発行いたします。

講演会

■公開研究会 
−実物とデジタル画像による文化財考察− 
「鐔の面白みを探る」
講師:川見 典久・杉本 欣久(当研究所研究員)
日時:11/10(土)午後1:30〜
会場:当研究所講演室(入館者は聴講無料)
共催:関西学院大学博物館解説準備室


■鑑賞講座 各回午後2:00〜
 会場:当研究所講演室(入館者は聴講無料)

10/27(土) 川見 典久
「江戸時代の鐔−その地域的特色について−」
11/17(土) 杉本 欣久
「絵画史からみる鐔の文様表現」

展示目録

展示目録詳細はこちらをご覧ください。
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