本文へ移動
第104回展観 
武士の華・刀装具 −金属工芸の小宇宙−

会 期 | 2010年10月16日(土)~11月14日(日)
時 間 | 10時~16時
入館料 | 一般500円 高大生300円    
    ※20名以上で上記より2割引団体料金
    ※中学生以下無料
    ※11/13(土)、14(日)は入場無料
     (「関西文化の日」に参加しています)
休館日 |月曜日
主 催 | 財団法人 黒川古文化研究所
後 援 | 西宮市教育委員会

展覧会概要

大小2本の帯刀を許された江戸時代の武士は、その刀や鞘(さや)や飾り金具などの外装にも気を配り、自らの嗜好を反映させました。特に三所物と呼ばれる笄(こうがい)、小柄(こづか)、目貫(めぬき)や縁頭(ふちがしら)などの小道具には、さまざまな文様が細密にあしらわれ、製作技法や図案に特徴を持つ金工師や流派が、江戸、京都を中心に数多く存在しました。彼らは、武士の要求に応えるため、新しい技法を取り入れて技能の向上に努めるとともに、絵師に直接学んだり、その下絵を用いたとも言われるように、図案や画題にも工夫を凝らしました。
この展観では、研究所の所蔵する刀装具のうち、美術史上意義の深い作品を選択し、技法や流派、意匠に関する資料をあわせて展示いたします。当時の金工師がわずか数センチのなかに、精魂を込めて描いた彫金技術やデザインの小宇宙をご覧いただき、その美しさを堪能していただければ幸いです。

講演会

10/31(日)午後1:30〜
高槻市立しろあと歴史館 学芸員 千田 康治 氏
「資料からみる刀装具の制作と鑑定」
場所 当研究所内講演室(入館者は聴講無料)

公開研究会 −実物とデジタル画像による文化財考察− 
 11/13(土)午後1:30〜
「金属工芸の小宇宙」当研究所 研究員 川見 典久
 共催:関西学院大学博物館解説準備室
 会場:当研究所講演室(一般の方もご聴講いただけます)
 ※当日は「関西文化の日」のため入館無料

関連書籍のご案内

収蔵品選集
「刀装具
こちをご覧ください。
TOPへ戻る