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第110回展観 
鏡に込められたおもい−日本人の信仰と吉祥−

会 期 | 2013年10月19日(土)~11月17日(日)
時 間 | 10時~16時
入館料 | 一般500円 高大生300円    
    ※20名以上で上記より2割引団体料金
    ※中学生以下無料
休館日 |10/21(月)28(月)11/5(火)11(月)
主 催 | 公益財団法人 黒川古文化研究所
後 援 | 西宮市教育委員会

展覧会概要

 古代から近世の日本で用いられた青銅製の鏡には、自らの姿を映し出すだけでなく、王権の象徴としての意味や、寺社への奉納鏡など信仰と関わる用途がありました。唐王朝の衰退した平安時代には、中国鏡の模倣を脱して、日本の情景や草花、鳥、虫などの文様を生き生きとした表現によって背面にあしらう和様の鏡が作られるようになります。特に松喰鶴文や菊花文、蓬莱図や住吉図には夫婦和合や長寿といった吉祥に対する願いが込められ、時代ごとの信仰や美意識を探る上で重要な資料といえるでしょう。
 そこで、館蔵の優品に加えて近隣の美術館・博物館などからも借用を行い、日本の鏡を体系的に紹介するとともに、当時の人々が込めた想いにせまる展覧会といたします。鏡背の文様に着目するだけでなく、蛍光X線分析による金属組成調査など最新の研究成果もあわせて掲示し、これまでと違った視点でご覧いただきたいと思います。 

講演会

■公開研究会 −実物とデジタル画像による文化財考察−
「和鏡にみる技と心」
 11/2(土)午後1:30〜3:00
 講師:川見 典久・杉本 欣久(当研究所 研究員)
 会場:当研究所1階 講演室(入館者は聴講無料)

■鑑賞講座 各回午後1:30〜3:00/当研究所1階 講演室(入館者は聴講無料) 

 10/26(土)「中世鏡の文様表現とやまと絵」
         講師:当研究所 研究員 杉本 欣久
 11/9(土) 「鏡の文様にみる唐と宋」
       講師:当研究所 研究員 竹浪 遠 
 11/16(土) 「和鏡における製作と伝世の地域性」
       講師:当研究所 研究員 川見 典久
 

展示目録

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