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第114回展観 
中国鏡でめぐる神仙世界

会 期 | 2015年10月17日(土)~11月29日(日)
時 間 | 10時~16時(受付は15時半まで)
入館料 | 一般500円 高大生300円    
    ※20名以上で上記より2割引団体料金
    ※中学生以下無料
休館日 |月曜日
    ※11/23(祝)は開館、翌24日(火)は休館
主 催 | 公益財団法人 黒川古文化研究所
後 援 | 西宮市教育委員会

展覧会概要

 中国では戦国時代(紀元前5〜前3世紀)に青銅製の鏡が本格的に製作されはじめ、やがて漢時代(前2〜後3世紀)になると大流行しました。その背景には当時の人びとが考えていた天地の構造や天上の神仙世界があらわされており、姿見としてだけでなく、儀礼や信仰にかかわる用途があったと推測されます。さらに唐時代(7〜9世紀)にはシルクロードを通じて西方から新たな文様がもたらされ、長寿や夫婦円満、多産、富貴の願いを込めて華やかに鏡をいろどりました。
 今回の展観では、所蔵の優品に加えて近隣の美術館・博物館などからも借用を行い、中国の鏡を体系的に紹介するとともに、その背景にあらわされる文様に注目し、それぞれの時代に人びとが思い描いた理想郷を探りたく思います。また、出陳したすべての鏡について、蛍光X線分析による金属組成調査の成果を掲示するなど、これまでとは違った視点でご覧いただき、当時におけるものづくりのありさまや人びとの精神に思いを巡らせていただく展示といたします。

講演会

■公開研究会 午後1:30〜/当研究所講演室(入館者は聴講無料)
 11/8(土)「高精細画像でみる中国鏡」

■鑑賞講座  各回午後1:30〜/当研究所講演室(入館者は聴講無料) 

 11/14(土)「中国古代銅鏡の神話的宇宙」
       所長 曽布川 寛
 11/21(土) 「江戸時代の人が見た中国鏡」
       研究員 杉本 欣久
 11/28(土)「鏡にみる中国と日本の神仙世界」
       研究員 川見 典久 

展示目録

展示目録詳細はこちらをご覧ください。

関連書籍のご案内

黒川古文化研究所・研究図録シリーズ2
「中国鏡でめぐる神仙世界
こちをご覧ください。
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